「夢・人生ピラミッド」と「未来年表」というツールがあります。
GMOインターネット株式会社の設立者・熊谷正寿氏の著書「20代で始める「夢設計図」必ず”スピード成功する5つの原則」という本で紹介されている手法です。
「夢・人生ピラミッド」と「未来年表」の使い方
①まず、今の自分が思いつく「やりたいこと」をたくさん書き出します。
②次に、「究極の目標」として、それぞれの「やりたいこと」を6つのカテゴリーに分類します。
「健康」「教養・知識」「心・精神」「社会・仕事」「プライベート・家庭」「経済・モノ・お金」の6つです。
これらは「夢・人生ピラミッド」で階層的に配置することで見える化されます。
③最後に、「やりたいこと」を「未来年表」へ転記して、人生設計を立てます。
詳しくは本をお読みいただければと思いますが、試しに一つ具体例を考案したので紹介します。
「夢・人生ピラミッド」と「未来年表」の具体例
①まず、「やりたいこと」は、「超人になること」とします。ここで「超人」とは、「めちゃめちゃ優秀な存在」といった意味です。
例えば「健康オタクで、なんでも知っていて、タフなメンタルで、タスクをバリバリこなし、リア充で、FIREを達成している」という状態が超人だと考えます。
②次に、これらの要素を下の図のように「夢・人生ピラミッド」に転記します。
③最後に、「未来年表」に、今と将来の差や、年齢ごとに実行することの予定などを書き込みます。
大事なことは、何を自分はやりたいのかと自問自答することと、それらを記入する中で具体的な道筋をイメージすることです。
「夢・人生ピラミッド」は下にある要素が上にある要素の前提条件になっているという関係にあります。
下の要素である「教養・知識」「健康」「心・精神」、その上の「プライベート・家庭」、「社会・仕事」、それらの結果としての「経済・モノ・お金」の順番で目指すと、無理な計画を達成しようとして健康や心・精神を犠牲にしてしまったりして、ピラミッドが崩れてしまうので、基礎・土台こそ大切に取り組むことを意識できる点でツールとして優れています。
「やりたいこと」や「究極の目標」は人それぞれですが、実現に向けて要素などを整理することをお勧めします。
この記事は書籍の前半である21ページから53ページを中心に参考にしましたが、以降のページでもいろいろな仕事に役立つ考え方が書かれているので、興味のある方は是非手に取ってみてください。